全日本司厨士協会四国地方本部県本部主催のマダイ産地研修会が12日、愛媛県今治市大浜町3丁目の大浜漁港内加工場であり、県本部会員19人が地元の一本釣り天然マダイを使った洋食メニューを作り、大浜漁協直営食堂「浜の台所 潮里(しおり)」運営メンバーに提案した。
 研修会は食材研究と調理技術向上を目的に県内各地で毎年開催。会員らはマダイを使い塩釜焼きやブイヤベースなどを調理した。
 潮里が販売しているたい飯にホワイトソースを混ぜて焼いた一口サイズのライスコロッケは潮里メンバーに特に好評。それぞれ「調理が簡単で若者に好まれそう」「味付けを変え、3個セットで潮里になじんだネーミングで売りたい」などと意見を出していた。
 県本部の本田弘会長は「まず素材を知ることが料理には欠かせない。メニュー化につながればうれしい」と話した。